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アルファはボトムアップで、スマートフォン関連に投資意欲-SBI

独立系運用会社のSBIアセット マネジメントは、日本株相場でアルファ(超過収益)を取るため、個 別の企業調査に基づくボトムアップでの銘柄発掘を強化中だ。内需の 成長性を重視する中小型株では、スマートフォン(高機能携帯電話) 向けコンテンツ(情報の内容)を手掛ける企業への投資を進めている。

SBIアセットの木暮康明取締役運用本部長がこのほど、ブルー ムバーグのインタビューで述べた。同氏は日本株相場について、「方向 感を見出しにくい展開が続く中、トップダウン型の投資は有効性が落 ちた。セクター分析の意味も薄い」と指摘。同社では、調査部アナリ ストと運用部ファンドマネジャーの垣根を低くし、足元では「ボトム アップによる投資を増やしている」と言う。

また木暮氏は、「投資家の間では米国経済の持ち直しに対する評価 がある半面、欧州財政問題の長期化への警戒感も根強く、主体性を欠 く日本株相場は年内、一方向に大きく動く可能性が低い」と予想。日 経平均株価は年末にかけ、9000円から1万800円程度の範囲で上下動 を繰り返すと見る。

日経平均やTOPIXをアウトパフォームする銘柄をボトムアッ プで探しているSBIアセットでは、大型株と中小型株では異なる銘 柄選別手法を使い、大型株はバリューを重視。PBR(株価純資産倍 率)1倍割れ銘柄を中心に、一定の業績成長も加味して投資する銘柄 を決める。中小型株は国内収益比率の高い内需関連を中心とし、中で も「IT(情報技術)業種では中期的な高成長が見込める投資魅力の ある銘柄も少なくない」と木暮氏。

同社ではこれまで、東芝機械から分社した半導体製造装置メーカ ーのニューフレアテクノロジー、ゲームソフト開発のAQインタラク ティブなどに投資履歴を持ち、現在も一部保有中。木暮氏によると、 最近は「スマートフォンや米アップルの多機能携帯端末『iPad(ア イパッド)』向けにコンテンツを提供する複数銘柄に投資し始め、今後 も積極的に買い進める」意向。具体的銘柄については、言及を避けた。

SBIアセットはSBIホールディングスの子会社で、11日時点 の運用総額は約500億円。「年金運用が少なく、投資対象について時価 総額基準がないため、機動的な運用をできるのが大きな特徴で強み」 と、木暮氏は話している。

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