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IMF:市場混乱は世界の成長に「重大なリスク」-財政赤字抑制を

国際通貨基金(IMF)は、不安 定な金融市場は世界の経済成長に「重大な下振れリスク」をもたらす とし、財政赤字の抑制に向け「緊急の行動」が必要だとの見解を示し た。IMFは今月、20カ国・地域(G20)の財務相に提出したリポ ートで指摘した。

リポートでは「信頼性ある政策行動で早急に対応されない限り、 金融市場の緊張は成長に重大な影響を及ぼす可能性がある」と記述し た。同リポートは4、5両日に韓国・釜山で開かれたG20財務相・ 中央銀行総裁会議向けに作成されたもので、16日公表された。

MSCIオール・カントリー・ワールド指数(ACWI)は7日 に付けた10カ月ぶり安値から6.3%上昇。米国から中国に至る各国 の株価指数はここ数週間、年初来の安値水準から値を戻している。一 方、投資家はポルトガルやスペインを含む各国の国債に対し高い利回 りを求めている。

IMFは、米国および日本、ユーロ圏の経済データは「緩やかな」 景気回復を示唆していると指摘。家計はじめ社債、ソブリン債に対す る金利や信用状況にマイナスの影響を及ぼす恐れがある要因として は、市場動向を挙げた。

その上で「銀行セクターが資金面での衝撃に耐え得るかが、特に 懸念事項だ」と続けた。

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