コンテンツにスキップする

英国債:10年債は上昇、財政赤字削減策が景気を圧迫との思惑

英国債市場では10年債相場が 上昇し、ドイツ国債に対する上乗せ利回りが縮小した。英政府の財政 赤字削減策で経済成長が損なわれるとの思惑が背景にある。

10年債相場は3日ぶりに上昇。英住宅金融会社ネーションワイ ド・ビルディング・ソサエティーの16日の発表によると、5月の消 費者信頼感指数は2008年7月以来の大幅低下となった。英公債管理 局(DMO)はこの日、2017年償還のインフレ連動債を5億5000万 ポンド入札した。

この日のユーロ圏の周縁国の国債相場は下落。欧州連合(EU) と国際通貨基金(IMF)、米財務省がスペイン向けに最大2500億 ユーロの与信枠をまとめつつあるとの報道が売り材料。いずれの機関 も報道を否定している。

ドイツ銀行(ロンドン)の債券ストラテジスト、モヒト・クマー ル氏は、「財政健全化が一段と強化されれば、英国債にとっては強気 要因となる」と述べ、「幅広いリスク回避もこの日の上昇要因だった」 と付け加えた。

ロンドン時間午後4時34分現在、10年債利回りは前日比1ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.54%。同国債(表 面利率4.75%、2020年3月償還)価格は0.12ポイント上げ109.90。 独10年債に対するプレミアム(上乗せ金利)は2bp縮小し86bp と、終値ベースとしては先月3日以来の最小となった。

2年債利回りは0.86%と、前日からほぼ変わらず。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE