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欧州債:スペインとポルトガル債が下落-緊縮策が景気抑制と懸念

欧州債市場でスペインとポルトガ ルの国債相場が下落し、両国債とドイツ国債の利回り格差が拡大した。 財政赤字削減するために必要な支出削減で両国の経済成長が抑制さ れるとの懸念が深まったことが背景。

スペイン10年債の同年限のドイツ債に対するプレミアム(上乗 せ金利)は拡大し、ユーロ導入以来の最大を記録した。欧州連合(E U)はこの日、国際通貨基金(IMF)とEU、米財務省がスペイン 向け融資として最大2500億ユーロの与信枠をまとめつつあるとの報 道を否定した。

ブルームバーグ・ニュースが15日に入手したEUの行政執行機 関、欧州委員会の文書の草稿によれば、スペインとポルトガルの債務 水準が今後数年で「雪だるま式に膨張する」可能性があり、1カ月前 に発表した財政赤字目標の達成には追加の財政削減策が必要だとの 見解を、EUが示した。

HSBCホールディングス(ロンドン)の債券調査世界責任者、 スティーブン・メージャー氏は「欧州委の草稿は周縁国の問題が考え られているよりも大きいことを示唆した。市場は次のギリシャを探し ている」と述べた。

ロンドン時間午後4時20分現在、スペイン10年債の利回りは 前日比15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し4.93%。 同国債(表面利率4%、2020年4月償還)価格は1.14ポイント下 げ92.83。ポルトガル10年債利回りは17bp上昇の5.72%となっ た。

スペイン10年債とドイツ債とのスプレッド(利回り格差)は14 bp拡大し220bp。

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