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スイスUBS:野村の元役員中村善二氏を債券本部長に起用

更新日時

スイスの銀行最大手、UBSは野村 ホールディングス・グループで執行役員を務めていた中村善二氏を債券 本部長に起用する。複数の関係者が明らかにした。

中村氏のUBS証券への入社は今月。債券のほか、外国為替、コモ ディティーなどの業務も担当する。野村ではグローバル・フィクスト・ インカムの共同責任者としてロンドンに駐在していた。

UBSの2010年1-3月(第1四半期)決算は、債券トレーディン グの回復をてこに利益がほぼ3年ぶりの高水準となった。野村は米国を 中心に活発に採用しているが、一方でリーマン・ブラザーズ出身者のほ か、野村プロパーの社員の退社も顕著になっている。

UBSでは投資銀行業務の拡大のために、向こう数四半期に数百人 程度を採用する計画だ。ジョン・クライアン最高財務責任者(CFO) は4日放送のブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで、販売 などの担当者をさらに増す方針を示し、「債券部門と、小規模だが株式 部門でこうした人員を強化したい」と語っている。

UBS広報部の能田映子氏は、中村氏の採用についてコメントを差 し控えた。

野村

野村では元リーマン出身で、アジア太平洋地域の株式担当責任者だ ったシガービョルン・ソーケルソン氏やフィクスト・インカム共同責任 者のトーマス・ジークムント氏ら幹部社員が退職している。一方、ゴー ルドマン・サックスは日本で、野村から増田孝氏を新設したエクイティ ・リンク・プロダクト部のヘッドに採用している。

中村氏は野村の執行役員を3月に退任、4月に顧問に就任した。そ の後、野村総合研究所の金融ITイノベーション事業本部副本部長に就 いていた。

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