欧州株(30日):反落、債務懸念で週間でも下げ-銀行と資源株が安い

欧州株式相場は反落。週間ベース では2月以来の大幅安となった。ギリシャ債務危機がユーロ圏全体に 広がるとの懸念が背景にある。

仏クレディ・アグリコルは12%安。銀行株の下げの中心となった。 銅価格の下落を背景に、鉄鉱石生産会社の英豪系リオ・ティントを中 心に鉱山株も下げた。スイスの歯科インプラントメーカー、ノーベ ル・バイオケア・ホールディングは20%の大幅安。1-3月(第1四 半期)の売上高がアナリスト予想を下回ったことを手掛かりに売られ た。石油会社の英BPは10%安。同社のメキシコ湾の石油掘削設備か ら流出している原油流出事故の被害をめぐる懸念が背景にある。

ストックス欧州600指数は週間ベースで2.8%安の259.91。3 週連続で値下がりした。月間の下落率は1.4%。米格付け会社スタン ダード・アンド・プアーズ(S&P)がギリシャ、ポルトガルおよび スペインの格付けを引き下げたことで、ギリシャの信用危機が周辺諸 国に波及するとの見方が広がった。

KBLリシュリュー・ゲションの証券アナリスト、シクン・ダ ン氏(パリ在勤)は「ギリシャ格下げが市場を圧迫しており、不透明 感を強めている」と指摘し、「ギリシャ問題は差し迫った状況にあり、 周辺諸国の格下げも株価を圧迫している。市場では次の格下げがどこ になるかに注目が集まっている」と続けた。

S&Pは27日にギリシャの長期ソブリン債の格付けを3段階引 き下げてジャンク級(投機的等級)とし、ポルトガルも2段階格下げ した後、翌日にスペインの長期信用格付けを1段階引き下げて「AA」 とした。

30日の西欧市場では、18カ国中、ドイツ、フランス、英国など 15カ国で主要株価指数が下落した。

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