アジア株:4日ぶり反発、企業決算を好感-景気回復への信頼強まる

30日のアジア株式相場は4日ぶ りに反発。韓国のサムスン電子や中国の宝山鋼鉄などの決算を受け、 景気回復に対する信頼感が強まった。

サムスン電子は2.9%高。同社の2010年1-3月(第1四半 期)の純利益は過去最高となった。上場する鉄鋼メーカーで中国最 大手の宝山鋼鉄は3.9%上昇。1-6月(上期)の利益が前年同期 に比べ6-10倍になる可能性があると発表し、好感された。オース トラリア最大の投資銀行、マッコーリー・グループは4%値上がり。 同行の09年10月-10年3月(下期)決算は、純利益が2倍以上に 拡大した。JTも買われた。たばこ増税や訴訟和解金が響き、11年 3月期の連結純利益は前期比3.9%減の1330億円と計画したが、 ゴールドマン・サックス証券では投資判断「買い」を維持、目標株 価を引き上げた。JTは増税に伴う値上げも発表した。

三菱UFJ投信戦略運用部の石金淳シニアストラテジストは、 「きょうは値ごろ感から押し目買いが入りやすい。世界景気回復で 企業業績も戻ってきており、特に輸出企業は海外需要に引っ張られ る形で強い」と指摘。投資家の慎重姿勢は変わらないものの、「相場 は底堅いという認識が広がっている」と述べた。

MSCIアジア太平洋指数は、日本時間午後3時6分現在、前 日比0.9%高の125.64。このまま引ければ、月間ベースでは3カ月 連続高となる。上昇銘柄と下落銘柄の割合は約2対1。日経平均株 価は前営業日比132円61銭(1.2%)高の1万1057円40銭で取 引を終えた。

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