欧州のソブリン債危機がアジアに波及、ボラティリティ急上昇

欧州の財政危機がアジアの主要市 場を揺さぶっている。中国とインドのボラティリティの指数は英国と 同様の大幅上昇を記録した。

中国と香港の株式市場のインプライド・ボラティリティ(IV、 予想変動率)の指標であるアルファシェアーズ・チャイニーズ・ボラ ティリティ指数は、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S &P)がギリシャをジャンク級(投機的水準)とし、ポルトガルを格下 げしたのを受けて今週13%上昇しており、英国の投資センチメントを 測る指数と連動している。

インドのVIX指数は格下げ後の28日に15%上昇し、29日は7% 低下した。両指数はオプション価格を基に、価格変動の規模と比率の 短期的な見通しを評価するもの。

クレディ・アグリコル・CIBの新興市場調査・戦略責任者、セ バスチャン・バルブ氏(香港在勤)は、中国とインドのボラティリテ ィ指数はともに欧州の動きに追随し続ける公算が大きいと予想。「今の 市場をけん引しているのは、世界的なレバレッジ解消が再び高まると の懸念だ。そうなれば多くの新興市場が大きな影響を受ける恐れがあ る」と指摘した。

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