ユーロの対ドル相場予想を引き下げ、ギリシャ危機で-クレディS

クレディ・スイス・グループは、 ユーロの対ドル相場の予想を引き下げた。ギリシャ債務危機により、 ドルの安全な代替投資先としてのユーロの信認が低下したことを理由 に挙げている。

クレディ・スイスは調査リポートで、ユーロが向こう3カ月間に 対ドルで1ユーロ=1.29ドルに下落すると予想。従来予想の1.43ド ルを10%下方修正した。29日の外国為替市場では1.3242ドルで取引 された。

同行のロンドン在勤外為調査責任者でリポート執筆者のレイ・フ ァリス氏はインタビューで、「欧州によるギリシャへの対応の遅れが、 ユーロ圏の他の南欧諸国への波及につながった」と指摘。「懸念するの は、問題の波及で、誰もがすでに予想している財政対策に加えて、欧 州中央銀行(ECB)の金融政策の行動を必要とするほど深刻である ことだ」と述べた。

クレディ・スイスのストラテジストらはリポートで、政府証券市 場の秩序ある取引回復に向け、ECBは流通市場での買い入れを含め た非伝統的政策措置を取る必要があるとした上で、そうした措置はギ リシャやポルトガル、スペインが財政赤字を削減しながらデフォルト (債務不履行)を回避するための支援パッケージに加えて行われるべ きだとの見方を示した。

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