ギリシャ向けエクスポージャー、アグリコルやソシエテなど仏銀が最大

ギリシャ危機によるリスクに最も 大きくさらされている欧州の銀行に、フランスのクレディ・アグリコ ルとソシエテ・ジェネラルが含まれていることが分かった。

国際決済銀行(BIS)によれば、欧州の銀行によるギリシャ向 けエクスポージャー(投融資)1931億ドル(約18兆1560億円)のう ち、仏銀は788億を占め、最大となっている。ポルトガルとスペイン に対しても、ドイツの銀行に次ぐ2番目の大きさで、イタリア債務の 最大の保有者だ。

クレディ・アグリコル傘下のギリシャ商業銀行は顧客数140万人 と融資残高227億ユーロ(約2兆8300億円)を持つ。エボリューショ ン・セキュリティーズのロンドン在勤アナリスト、ヤープ・マイヤー 氏は、クレディ・アグリコルの主なギリシャ関連リスクは、経済収縮 に伴う貸倒損失の可能性だと指摘した。同行は時価総額でポルトガル 最大の上場銀行、バンコ・エスピリト・サントやスペインのバンキン テルにも出資している。

マイヤー氏は、「大手仏銀にはギリシャ国債保有による直接のエク スポージャーがあり、クレディ・アグリコルは同国内での貸倒損失の 可能性を含め、全体として最大のエクスポージャーを抱えている」と 推計した。ただ、同氏を含めたアナリストらは、各行からの厳密なデ ータがないため、保有状況を正確に把握することが難しいと指摘した。

時価総額でフランス2位の銀行、ソシエテ・ジェネラルは、ギリ シャのゲニキ銀行を54%所有している。ソシエテ・ジェネラルの広報 担当者はギリシャ国内での同行のリスクについてコメントを控えた。

欧州金融機関が明らかにしたギリシャとポルトガルに対するエク スポージャーの一覧表を閲覧するにはここをクリックしてください。 (数字はブルームバーグ・ニュースとのインタビューや電子メールで 各社から提供されたものと、企業の報告書や発表資料から抜粋による)

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