ギリシャのカバードボンドを格下げ、1週間で2回目-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは、ギリシャのカバードボンドの格付けを引き 下げた。ギリシャの資金調達コスト上昇に伴い、発行体の借り換えコ ストが高水準にあるためで、格下げはこの1週間で2回目となる。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がギリ シャの格付けを3段階引き下げて「BB+」と、投機的水準の最上位 に引き下げたことを受け、ギリシャの国債価格は今週下落している。 この格付けはムーディーズの格付けを4段階下回る水準だ。同国は先 週、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)に対し、450億ユー ロ(約5兆6000億円)の支援策の発動を求めた。

ムーディーズは29日の発表文で、ギリシャ国立銀行、アルファ 銀行、EFGユーロバンク・エルガシアス、マーフィン・イオアニナ 銀行が発行した債券の格付けをそれぞれ従来の「Aa2」から「A1」 に引き下げ、一段の格下げ方向で見直すとした。ムーディーズは、一 部の銀行のカバードボンドを26日に格下げしていた。

ムーディーズは発表文で、「厳しい経済状況やカバードボンドの借 り換えリスクを考慮すると、発行体がデフォルト(債務不履行)した 場合に担保処分で回収できる資金は非常に少なくなる恐れがある」と 指摘した。

カバードボンドは住宅ローンまたは政府機関向け融資を担保とし、 発行体が保証する債券。ムーディーズによると、発行体がデフォルト した場合、資金を迅速に確保する必要から担保資産を投げ売り価格で 売却せざるを得ない可能性がある。

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