UBS:ブラジルで証券会社買収へ、105億円-撤退1年で再参入

【記者:Elena Logutenkova】

4月29日(ブルームバーグ):スイスの銀行最大手、UBSは ブラジルの証券会社リンク・インベスチメントスを約1億1200万 ドル(約105億円)で買収することで合意したと発表した。同行は 2009年にブラジルの金融サービス事業UBSパクチュアルを売却 したばかり。

UBSが29日発表した資料によると、非上場のリンク・イン ベスチメントスはサンパウロとクリチバにオフィスを持つ。社員数 はパートナー73人を含む279人。買収は10年10-12月(第4四 半期)に完了する見通し。

UBSはUBSパクチュアルを、買収から3年足らずの昨年、 同事業の元責任者だったアンドレ・エステベス氏に25億ドルで売 却した。リスク削減と増資を実施したUBSは、向こう3-5年で 年間150億スイス・フラン(1兆3000億円)の税引き前利益達成 を目指して再び投資銀行業務を強化している。

投資銀行部門のカーステン・ケンジェター共同責任者は発表資 料で、「ブラジルは中南米経済の3分の2を占め、2015年までに世 界5位の経済大国になると見込まれている」と指摘。「ブラジルの ような世界的に重要な市場の現場で顧客にサービスを提供できる ようにすることは重要だ」と説明した。

リンク・インベスチメントスがブラジル中央銀行に提出した資 料によると、1998年創業の同社の09年の純利益は320万レアル (約1億7400万円)、08年は1180万レアルだった。

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