米社債保証コスト、2日連続で低下-クレジットデリバティブ

29日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが2営業日連 続で低下した。企業決算が予想を上回ったことに加え、ドイツや国際 通貨基金(IMF)がギリシャの財政危機を封じ込める取り組みを加 速すると表明する中で、株式相場の上昇に反応した。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数(シリーズ14)のスプレ ッドは、ニューヨーク時間午後5時56分(日本時間30日午前6時 56分)現在、4.7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下 の89.3bp。スプレッド低下は投資家心理の改善を示す。

米最大の携帯電話メーカー、モトローラなどはアナリスト予想を 上回る決算を発表。ドイツのメルケル首相は28日、ギリシャへの融 資が迅速に提供されなければ、「ユーロ圏の安定」は危ういと指摘。同 国の議員1人は支援規模が向こう3年間で1200億ユーロ(約15兆 円)に拡大する可能性を示唆した。

クレジット・デリバティブズ・リサーチのチーフストラテジスト、 ティム・バックシャル氏は29日、顧客向けのリポートで、「欧州のギ リシャ救済に関する話と若干の改善が見られた米マクロ指標がリスク 志向を幾分か支えた」と指摘した。

フェニックス・パートナーズ・グループによると、米証券取引委 員会(SEC)に詐欺で提訴された米投資銀行ゴールドマン・サック ス・グループの社債のCDSスプレッドは、23bp下げて130bp。 CMAデータビジョンの調べでは、米銀シティグループは18bp低下 して158bpとなり、JPモルガン・チェースは9bp低下の75bp となった。

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