ギリシャ支援交渉、「数日以内」に完了へ-レーン欧州委員

欧州連合(EU)の行政執行機 関、欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)は、ギリシャへの 金融支援をめぐる交渉について、「数日以内」にまとまるはずだと の見通しを示した。

レーン委員は29日、ブリュッセルで当初予定になかった記者 会見を開き、「交渉がまとまりつつあることから、本日は詳細を明 らかにすることができない」と説明。その上で「しかし近く開かれ る次回の会見では、すべての詳細を提供する」と明言した。

欧州の金融市場は過去1週間にわたり混乱した。ドイツ政府が ギリシャ支援案の承認を先送りしたことや、米スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)がギリシャのほかポルトガルとスペインの 格付けを引き下げたことが響いた。ギリシャ政府は先週、ユーロ圏 と国際通貨基金(IMF)に最大450億ユーロ(約5兆6070億円) 規模の支援発動を要請した。

29日のギリシャ10年物国債は、交渉が近く完了する見通し が強まったのを受け、4日ぶりに上昇。指標のドイツ国債に対する 利回り上乗せ幅(スプレッド)は100ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)縮小し593bpとなった。28日は800bpを超え、 過去最大に達していた。スペイン国債相場も9日ぶり、ポルトガル 国債も10日ぶりに上昇した。

レーン委員は、支援措置の機能で合意が成立すれば、「金融面 のサポートによって、市場から圧力を受けてきたギリシャには息抜 きできる十分な余地が与えられるだろう」と指摘。「今回の措置が、 欧州と世界の金融安定を守るため、ギリシャだけでなくすべてのユ ーロ導入国とその国民のために実施されることを強調したい」と述 べた。

さらに、「複数年」の融資パッケージになるかどうかは、ギリ シャが赤字削減と構造改革の目標を達成できるかどうかにかかって いると説明した。

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