欧州株:続落、S&Pのスペイン格下げで-危機波及を懸念

欧州株式相場は続落。6週間ぶり 安値を付けた。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S& P)がスペインの格付けを引き下げたことを手掛かりに、ギリシャ発 の債務危機がユーロ圏全域に広がるとの懸念が強まった。

スペインのIBEX35指数は3%安。サンタンデール銀行は

4.2%安と、同指数の下げの中心となった。ノーベルバイオケア・ホ ールディングは19%安と、1年6カ月ぶりの大幅下落。1-3月決 算が減収となったことが背景にある。ベスタス・ウインド・システ ムズは予想外の赤字決算となったことで、4.6%値下がりした。

ストックス欧州600指数は前日比1.3%安の258.24と、終値ベ ースでは3月15日以来の安値を付けた。S&Pが前日のギリシャと ポルトガルの格下げに続き、この日はスペインの長期格付けを1段階 引き下げ「AA」としたことで、同指数は取引終盤に下げ幅を拡大 した。過去2日間では4.4%下落。年初からの上昇率は1.7%に縮小 した。

フォルティス・プライベート・バンキングの株式ストラテジス ト、ギローム・デュシェスネ氏(ジュネーブ在勤)は「市場にとって 波及するという見方は重大なリスクだ」と指摘し、「弱小国をめぐる 憶測が聞かれる。神経質な展開が続くだろう」と付け加えた。

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