香港株(終了):続落、5週ぶり安値-ギリシャ・ポルトガル格下げで

香港株式相場は続落。指標のハン セン指数が5週間ぶり安値で引けた。ギリシャとポルトガルの信用格 付けが引き下げられたことで世界の景気回復に疑問符が付いたほか、 商品相場安も響いた。

欧州の銀行最大手、英HSBCホールディングス(5 HK)は2.9% 安。中国のアルミニウム生産最大手、中国アルミ(チャルコ、2600 HK) は2.8%下げた。6品目で構成するロンドン金属取引所(LME)の 指数は27日に急落した。中国最大の石油会社、ペトロチャイナ(中国 石油、857 HK)も原油安を受け1.2%下落。

一方、会徳豊地産(ウィーロック・プロパティーズ、49 HK)は親 会社の会徳豊(ウィーロック)が69億香港ドル(約830億円)で買収 を提案したことから137%高と急伸した。

ハンセン指数は前日比312.39ポイント(1.5%)安の20949.40 と、3月25日以来の安値で終了。ハンセン中国企業株(H株)指数は 前日比1.5%安の11987.67で引けた。

ソーンバーグ・インターナショナル・バリュー・ファンドのポー トフォリオマネジャー、レイ・ワン氏は「信用逼迫(ひっぱく)がさ らに悪化した。回復に影響するだろう」と話した。

売り上げの84%を欧州で稼ぐ衣料小売り、エスプリ・ホールディ ングス(330 HK)は2.2%安。米格付け会社スタンダード・アンド・ プアーズ(S&P)は27日、ギリシャの長期債務格付けを3段階引き 下げジャンク級(投資不適格級)の「BB+」とした。ポルトガルの 長期債務格付けも「A-」と、従来から2段階引き下げられた。

中国の不動産市場引き締め強化を懸念し、2009年6月期の年間売 上高の40%を中国で得たハンルン・プロパティーズ(恒隆地産、101 HK) を中心に不動産株も売られた。中国紙、チャイナ・デーリーはこの日、 不動産市場の冷却化を目指す中国の最近の措置は「始まりにすぎない」 との論説を掲載した。

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