シュタルクECB理事:各国政府は本格的な危機阻止で取り組み強化を

欧州中央銀行(ECB)のシュタ ルク理事は、本格的な債務危機を回避するため、各国政府が財政健全 化への取り組みを強化する必要があるとの見解を示した。

同理事は28日にベルリンの会議で「各国政府は今、まず金融セ クター、それから実体経済に影響を及ぼした危機が本格的なソブリン 債危機へと発展しないことを確実にする責任がある」と述べ、政府債 務の縮小に向け「これまで以上に極めて野心的な健全化措置が必要だ」 と強調した。

さらに「政策担当者の危機対応でユーロ圏などの経済活動が一段 と劇的に悪化することを阻止するのに役立ったものの、困難が山積み だ」と指摘し、「公的財政の劇的な悪化をとりわけ懸念している」と語 った。

シュタルク理事は、「金融規律に関するルール」の強化に向けた欧 州連合(EU)の財政安定成長協定の改定に対する「強い主張」があ ると説明。「税負担」が既に「多くの国々ではあまりにも大きい」こと を考慮し、各国政府は財政再建の取り組みで支出削減を重視しなけれ ばならない公算があるとの考えを示した。

同理事はまた、この日の講演では特定の国について言及しないと 述べた。景気には「明らかな改善の兆候がある」とも指摘した。

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