欧州債:ギリシャ2年債は反発、支援不安が緩和-独2年債は下落

欧州債市場では、ギリシャ2 年債相場が反発した。政策担当者らの発言から、ギリシャが向こう 3年にわたり債務管理とデフォルト(債務不履行)を回避するのに 十分な金融支援を得られる可能性が示唆された。

国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は28日ベルリ ンでドイツの議員らに対し、ギリシャ支援は最大で1200億ユーロ (約15兆円)が必要になる公算があると語った。ドイツの緑の党の 広報担当のミヒャエル・シュローレン氏が同日、電話で明らかにし た。これは当初合意に達した450億ユーロの3倍に近い。

ショイブレ独財務相は、連邦参議院が5月7日にギリシャ支援 パッケージ承認の是非を問う可能性があり、承認されればドイツの ギリシャ支援が最終的に決定することを明らかにした。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ スタメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は、「ギリシャ国債の質 劣化に歯止めがかかった」とし、支援策が「今年だけでなく、2011、 12年もギリシャの必要性を満たすだろう。ギリシャは自国のひどい 財政状況に取り組むための猶予を得ることが可能となる。ドイツが ギリシャを支援する可能性は、支援しないよりも大きいようだ。ド イツの資金提供が早ければ早いほど良い」と語った。

ロンドン時間午後4時34分現在、ギリシャ2年債利回りは前日 比164ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の17.35%。 同国債(表面利率4.3%、2012年3月償還)の価格は80.44に上昇し た。

一方、ドイツ2年債利回りは0.78%と、前日を1bp上回った。 一時は0.86%まで上昇したが、米スタンダード・アンド・プアーズ (S&P)がスペイン長期格付けを「AA+」から「AA」に1段 階引き下げたことを受け、伸び悩んだ。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ロンドン 藤森英明 Hideharu Fujimori +44-20-7673-2178 hfujimori@bloomberg.net Editor: Akiko Nishimae 記事についての記者への問い合わせ先: Paul Dobson in London at +44-20-7673-2041 or pdobson2@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Justin Carrigan +44-20-7673-2502 jcarrigan@bloomberg.net

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