野副氏:東証と新日本監査に上申書提出-適切対応を要請

富士通元社長の野副州旦(のぞえ・ くにあき)氏は自身の社長辞任問題をめぐり、東京証券取引所と富士 通の監査を担当する新日本有限責任監査法人に上申書を提出した。28 日に報道機関各社に送付された資料で分かった。

野副氏は上申書で、富士通のコーポレートガバナンス(企業統治) に対する意識が極めて希薄であるため、同社の自浄能力が期待できず、 東証と同監査法人に適切な対応を取るよう要請した。

野副氏は22日、回答期限を5月6日とする、辞任をめぐる疑問点 を挙げた公開質問状を富士通へ送付したが、富士通側には回答する意 思がないと指摘している。野副氏が要求していた真相究明のための外 部調査委員会の設置も富士通側は拒否しており、こうした富士通の態 度を「極めて遺憾だ」とし、上申書の提出に踏み切ったという。

東証の二木聡・広報課長はブルームバーグ・ニュースの電話取材 に対し、コメントを控えた。個別の書簡に関してコメントしない方針 としている。

昨年9月25日に社長を辞任した野副氏は「反社会的勢力との付き 合いがあるという虚偽の理由で一部役員に辞任を強制された」と主張。 これに対し富士通の間塚道義会長などは「付き合いがある疑いを示す 情報や資料があるだけで、辞任は本人が選んだ」などと反論、対立が 深刻化している。

--取材協力 Jason Clenfield Editors:Tetsuki Murotani 、Hitoshi Sugimoto

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