マツダ株が急落、トヨタやホンダなど自動車株が全般に安い

マツダ株が急落するなど、トヨタ 自動車やホンダなどの自動車株が軒並み安い。米格付け会社のスタン ダード・アンド・プアーズ(S&P)がギリシャの長期信用格付けを ジャンク級(投機的格付け)に引き下げるなど欧州財政問題が深刻化 し、為替市場では対ユーロで円高が進行、業績への警戒感が欧州に展 開する自動車株にも広がっている。

為替市場ではユーロ売りが加速し、東京時間早朝のユーロ・ドル 相場は一時1ユーロ=1.31ドルと、09年4月下旬以来のユーロ安水準 となり、対円では一時122円37銭と、3月下旬以来のユーロ安水準を 付けた。

コスモ証券投資情報部副部長の清水三津雄氏は、「欧州に強い銘柄、 特にマツダなどがパブロフ的反応で売られている」と話した。ただ、 「欧州は成長率が低い市場なので、想定内のこと」とも指摘している。

JPモルガン証券の高橋耕平アナリストは、国内自動車メーカー で最も欧州の影響を受けやすいのは、輸出比率の高いマツダとトヨタ と指摘。その上で、「現時点の1ユーロ=122円の範囲であれば、今期 の収益に大きな影響を与えるとは思わない」との認識を示した。

28日の自動車株は一時、マツダが前日比6.4%安の263円を付け たほか、トヨタが同3%安の3585円、ホンダは同3.8%安の3210円 まで下落。東証1部33業種の輸送用機器指数は、対TOPIXの下落 寄与度上位に並んでいる。

トヨタ広報担当のポール・ノラスコ氏は、ブルームバーグの電話 取材に、「為替についてはコメントする立場にない」と答えた。トヨタ の2009年10-12月の売上高のうち、欧州市場は約11%の5610億円 だった。対ユーロで1円変動すると、利益面で50億円の影響がある。 ホンダは対ドルで120億円、対ユーロで15億円の影響。

--取材協力:北村真樹子、岩谷多佳子 Editor:Hideki Asai、Shintaro Inkyo

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