JR東日本株が急反落、景気悪化で前期下落率最大-野村証は格下げ

東日本旅客鉄道(JR東日本)株 が急反落し、一時前日比4.9%安の6350円と約1カ月ぶり安値水準ま で売られた。景況感の悪化などで新幹線の利用が低迷、前期の連結純 利益は2000年3月の連結決算公表以来、最大の下落率を記録した。一 部アナリストの投資判断引き下げもあり、業績と株価の先行きが不安 視されている。

JR東日本が27日に発表した前期(2010年3月期)の連結純利 益は、前の期に比べ36%減の1202億円だった。景気低迷に加え、新 型インフルエンザや高速道路料金の値下げの影響を受け、運送収入が 減った。新幹線の鉄道運輸収入は同7.5%減と低迷、在来線も落ち込 んだ。

野村証券では27日付で、JR東日本の投資判断を「1(買い)」 から「2(中立)」に、目標株価を7100円から7050円にそれぞれ引き 下げた。担当の村山誠アナリストは投資家向けメモで、景気の回復傾 向で今期(11 年3月期)には旅行需要が回復するという見方に変更は ない、としながらも、「直近の株価上昇で割安感は薄れた」と指摘する。 同社株は年初から4月7日の高値6750円まで15%上昇、同期間のT OPIXの10%高を上回る。

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