英プルーデンシャルは分割を-AIG生保部門取得計画に市場は懐疑的

英保険最大手プルーデンシャル は米同業アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の アジア主要部門を355億ドル(約3兆3000億円)で取得するより も会社分割を検討すべきだ。アナリストや投資家からこうした声が 上がっている。

パンミュア・ゴードンのアナリスト、バリー・コーンズ氏(ロ ンドン在勤)は、プルーデンシャルが英米アジア部門などを売却す れば、時価総額を約75%上回る約242億ポンド(約3兆4400億円) を調達できる可能性があると指摘した上で、同試算は「保守的だ」 と述べた。同社株価は27日、前日比6ペンス(1.1%)安で引け、 時価総額は137億ポンドとなった。

英紙タイムズは27日、プルーデンシャルの筆頭株主である米キ ャピタル・リサーチ・アンド・マネジメントが、英保険のアビバや 英投資会社レゾリューションなど3社と、プルーデンシャルの分割 を話し合ったと報じた。

プルーデンシャルのティージャン・ティアム最高経営責任者(C EO)は、AIGのアジア生命保険部門AIAグループの買収資金 調達のため200億ドルの株主割当増資を計画しており、その実施に は株主の75%の支持が必要。5月5日に目論見書を発行し、27日 に株主が採決する予定だ。

プルーデンシャル株を保有するカベンディッシュ・アセット・ マネジメントで運用に携わるポール・マンフォード氏は「経営陣に は分割を検討してもらいたい。アジアの事業を取得するよりも、リ スクはだいぶ小さいだろう」と述べた。

プルーデンシャルの広報担当、エド・ブリュースター氏は分割 の可能性についてコメントせず、株主との協議は「建設的だ」と話 した。キャピタル・リサーチとアビバ、レゾリューションの広報担 当者はいずれもコメントを控えている。

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