NY粗糖先物:約10カ月ぶり安値-降雨でブラジルの生産増加観測

ニューヨークの粗糖相場は約10 カ月ぶりの安値まで下げた。世界最大のサトウキビ生産国であるブラ ジルで好天により収穫高が増えるとの観測が高まった。

ブラジルの業界団体ウニカは27日、4月前半の砂糖生産が前年 同期比で77%急増したことを明らかにした。ブラジルのロッシ農牧相 は同国紙フォリャ・ジ・サンパウロに対し、定期的な降雨の影響で今 年はサトウキビが記録的な豊作になるとの見通しを示した。

サクデン・ファイナンシャルのトレーダー、ニック・ペニー氏(ロ ンドン在勤)は同日のリポートで、「ブラジルの天候に関しては現在の ところ好天が見込まれているため、相場は少し上向いても生産者によ る売りで下げるとみられる」と指摘。「これにより強気派の市場心理は さらに後退する可能性がある」との見方を示した。

ニューヨークのICEフューチャーズUSの粗糖先物7月限は、 前日比0.48セント(3%)安の1ポンド当たり15.37セント。一時 は15.25セントと、中心限月としては昨年6月8日以来の安値まで下 げた。

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