カナダ・ドル:下落、昨年10月以来の大幅安-欧州の格下げを嫌気

27日の外国為替市場でカナダ・ド ルは下落。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P) がギリシャの信用格付けをジャンク級(投機的格付け)に引き下げた ことで、債務危機拡大の観測が広がり、経済成長と関連性の高い通貨の 魅力が後退。約半年間で最大の下落率となった。

S&Pがポルトガルの格付けも引き下げるなか、カナダ・ドルは 一時、約1週間ぶりの安値を付ける場面もあった。

トロント・ドミニオン銀行傘下のTDセキュリティーズのチーフ エコノミスト兼金利ストラテジスト、エリック・ラッセルズ氏は「欧 州発の財政不安に対して市場の流れは急に変わった。それ以降、カナ ダ・ドルはずっと下げてきた」と説明した。

カナダ・ドルは時間午後4時28分(日本時間28日午前5時28 分)現在、前日比1.5%安の1米ドル=1.0157カナダ・ドル。一時、 同1.71%安の1.0181カナダ・ドルと、4月19日以来の安値を付ける 場面もあった。日中の取引としては昨年10月30日以来の下落率。前 日は1.0010カナダ・ドルだった。

カナダ国債相場は上昇。10年物国債(表面利率3.75%、2019年 6月償還)利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低 下して3.60%。一時は3.59%と、4月5日以来の低い水準を付ける場 面もあった。価格は59セント高の101.15カナダ・ドル。2年物国債 (表面利率1.5%、2012年3月償還)利回りは7ベーシスポイント低 下して1.91%と、1週間ぶりの低い水準。

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