ポルトガルの長期格付け「A-」に2段階引き下げ-S&P

格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は、ポルトガルの長期信用格付けを2段階 引き下げた。ギリシャの債務危機がユーロ圏のほかの国に波及した 格好。

S&Pの27日の発表によると、同社はポルトガルの自国通貨建 てと外貨建ての長期ソブリン発行体格付けを「A-」に指定、従来 の「A+」から引き下げた。今後の見通しを示すアウトルックは格 付けが下方に向かう可能性を示す「ネガティブ」とした。

ポルトガル10年債のドイツ10年債に対するプレミアム(上乗 せ金利)はこの日、265ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) と、少なくとも1997年以来の最大に拡大。同国政府は投資家に対し、 財政赤字を削減できるとの説得に苦戦している。ポルトガルの昨年 の財政赤字は対国内総生産(GDP)比9.4%で、ユーロ圏では4番 目に高い水準だった。

S&Pは発表文で、今回の格下げについて「ポルトガルの財政 リスクが増幅しているとの当社の見解を反映させた」と説明。「ポ ルトガル政府は2013年までの展望において、相対的に高い債務比率 の安定化に苦しむ可能性がある」と続けた。

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによるポ ルトガルの格付けは「Aa2」。フィッチ・レーティングスは「A A-」を付与している。

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