三菱自:今期予想の利益は大幅拡大-販売増にコスト削減

三菱自動車の今期(2011年3月期) 連結純利益は150億円へと大幅に拡大する見通し。販売増やコスト削 減などが寄与する。

三菱自が27日に発表した今期連結予想は、売上高が前期比31% 増の1兆9000億円、営業利益は同3.2倍の450億円、経常利益が同

2.3倍の300億円。純利益は同3.2倍。営業利益段階で、台数・車種 構成などで540億円、コスト削減で200億円のプラス要因があり、為 替要因100億円などのマイナスを吸収する。

三菱自の益子修社長は決算会見で、人民元上昇の影響についてプ ラス、マイナスの両方あると述べ、現地で車の販売価格が安くなる一 方で、中国からの部品調達価格が上がり、世界販売で考えるとマイナ スになるという。また、提携は積極的に模索するが、資本提携より事 業提携を重視する考えを示した。

三菱自の市川秀副社長は、手元資金や投資活動が平常時に戻りつ つあるとの認識を示した。手元資金は借り入れというより、販売の回 復で積み上がったと指摘。さらに、一時厳しくしていた投資や研究開 発(R&D)活動を徐々に「グリップを緩めて、手元資金を見ながら 増やしていきたい」と述べた。

三菱自は昨年に日本で販売を開始した電気自動車「i-MiEV」 (アイミーブ)について、11年に1万8000台の販売を計画している。

また、三菱自は同日、仏プジョー・シトロエングループ(PSA) と新型コンパクトSUV(スポーツ型多目的車)の協業で合意。三菱 自の新型コンパクトSUV「RVR」(欧州名「ASX」)をベースに プジョーとシトロエン向けモデルを開発、PSAが12年初頭をめどに 欧州市場に導入する。三菱自は両ブランド向けに年5万台を供給する。

三菱自の株価は昨年、6月18日の高値191円から昨年末にかけて 下落。今年に入っての変化率は2.3%。4月27日の終値は前日比0.8% 安の131円。

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