バークレイズのSIVめぐる訴訟、仏オッドの請求棄却-NY州地裁

フランスの資産運用会社オッ ド・アセット・マネジメントが、英銀バークレイズの設立したストラ クチャード・インベストメント・ビークル(SIV、投資目的会社) は「不良債権の処分場」として利用されていた主張し、バークレイズ と英ヘッジファンドのソレント・キャピタル・パートナーズに損害賠 償を求めていた訴訟で、ニューヨーク州地裁のバーバラ・カプニック 判事はオッドの主張をすべて棄却する判決を下した。

23日付の判決文によると、カプニック判事はバークレイズの主張 を認め、ある状況下で利払いが停止し、元本が失われる可能性がある という事実など、オッドは債務証券が抱える潜在的なリスクを知る立 場にある金融のプロであるとした。

オッドはバークレイズが設立したSIV「メインセイルⅡ」と 「ゴールデン・キー」の2社に出資していたが、両社にバークレイズ がサブプライムローン担保証券を「水増し価格」で移管したと主張し、 2008年にマンハッタンの州地裁に提訴。ソレントを含むSIV管理会 社の信認義務違反をバークレイズが手助けしたとして損害賠償を求め た。

判決文によれば、SIV2社の価値は保有した証券の影響で急落 し、07年までに事業を凍結。08年には管財人の管理下に入った。

26日の就業時間以降、オッドとソレントの代表者からはコメント が得られていない。バークレイズの弁護士、ランス・クロフットスエ ード氏には就業時間後に留守番電話にメッセージを残したが、いまの ところ返答はない。

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