米銀商工業貸し出し、銀行・政府の目標「大幅に下回る」-グリニッチ

米グリニッチ・アソシエーツは、 米銀の商工業貸し出しは金融機関自らが設定した目標や政府の目標 を「大幅に下回った」ままだとし、今後も落ち込んだ水準にとどま るとの見方を示した。

米連邦準備制度理事会(FRB)の統計によると、銀行の商工 業貸出残高は7日終了週に1兆2700億ドル(約119兆円)だった。 2008年10月の1兆6500億ドルに比べると大幅に減少している。

グリニッチは26日の発表文で、不動産融資に過度に偏ってい る状態で、銀行は商工業融資にシフトする備えができていないと説 明。09年は商業用不動産向け貸し出しが米銀のポートフォリオの 約半分を占め、商工業融資の割合は22.5%にとどまったという。

経験のあるバンカーが不足していることや、比較的小規模な銀 行の組織構造の不備が融資拡大を妨げているという。

グリニッチはそれに加え、「景気下降局面の深刻さや持続期間 が米企業に重大な悪影響をもたらし、潜在的借り手である企業の信 用力を悪化させている。その一方で、銀行はバランスシートの抑制 や融資基準の厳格化を迫られている」と分析している。

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