2月の米住宅価格指数、4月の消費者信頼感指数はともに上昇か-調査

全米20都市を対象にした2月 のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住 宅価格指数は約3年ぶりに上昇に転じ、4月の消費者信頼感指数で は悲観的な見方が一段と後退している様子が示されるもようだ。雇 用状況の好転が寄与しているとエコノミストらは指摘している。

ブルームバーグ・ニュースが実施した調査では、2月の住宅価 格指数は前年同月比で1.3%上昇(22社の予想中央値)と、06年 12月以来の上昇が見込まれる。また同日、米民間調査機関コンフ ァレンス・ボードが発表する4月の米消費者信頼感指数は2カ月連 続で改善したもようだ。

住宅価格は今年1月の時点で06年7月に付けたピークを30% 下回っており、同業界の回復には数年を要することが示されている。 住宅差し押さえ物件の増加に伴うマイナス面を緩和し、最近上向い ている家計の支出を維持するためには、雇用の改善が必要となる。

ナロフ・エコノミック・アドバイザーズのジョエル・ナロフ社 長は「住宅価格は底打ちしており、現在は緩やかな改善が見られつ つある」とした上で、「価格は上向くだろうが、当分は目を見張る ような上昇にはならない。問題を抱えた住宅ばかりだからだ」と指 摘した。

S&P/ケース・シラー住宅価格指数は午前9時(ニューヨー ク時間、以下同じ)に発表される。ブルームバーグ調査の予想レン ジは前年同月比0.8%低下-同1.6%上昇。1月は同0.7%低下だっ た。同指数は前年比の統計を2001年に開始している。

S&P/ケース・シラーは季節調整後の前月比の数字も発表し ているが、指数開発者でエコノミストのカール・ケース、ロバー ト・シラー両氏を含む統計発表を担当するグループは20日、前年 比の傾向に注目するのが最適との見解を示した。同グループは発表 文で、季節調整後と調整前の数字は前者が上昇、後者が低下と、最 近は「相反する方向を示している」と指摘。過去数年、住宅価格が 大幅に下落したことで、季節調整に用いられるモデルに影響が出て おり、「結果として、大幅な季節調整が行われ、誤解を招く恐れが 生じている」と説明した。

コンファレンス・ボードが午前10時に発表する4月の消費者 信頼感指数は53.5(78社の予想中央値)と、3月の52.5から上昇 が見込まれる。ブルームバーグ調査の予想レンジは48-57。

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