日立建機株が反落、間接費の増加を警戒-野村証「中立」に格下げ

【記者:浅野文重】

4月27日(ブルームバーグ):日立建機株が一時前日比2.8%安 の2078円と反落。新興国向けの需要回復で今期(2011年3月期)は 売上高の増加が見込まれるものの、間接費が予想以上に増えると一部 アナリストが指摘、採算面の回復力の鈍さを警戒する売りが優勢にな った。

野村証券は26日付で、日立建機株の投資判断を従来の「1(買い)」 から「2(中立)」に、目標株価を2600円から2300円に引き下げた。 目標株価については、12年3月期予想基準のPER20倍と変更はない が、同期の1株利益予想を引き下げたことが背景。

斎藤克史アナリストは投資家向けメモで、日立建機の11年3月期 業績について「増収による増益の度合いは、従来見ていたよりもやや 抑えられる」と指摘。前期(10年3月期)は間接費削減の未達(21 億円)、資材費の削減未達(23億円)があり、「費用増加によって、好 調な売り上げが増益に結び付く度合いが薄まってしまった」と分析し ている。

野村証では、今期連結売上高予想を6460億円から7440億円(会 社側予想は7400億円)に上方修正したもの、間接費の増加を見込んで 営業利益予想の410億円(同400億円)は据え置いた。

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