インド中銀総裁:インフレが「多大なる懸念」-刺激策は段階的に解除

インド準備銀行(RBI)のス バラオ総裁はインフレ加速がインド経済にとって「多大なる懸念」 とした上で、金融刺激策の解除は持続的な成長を確実にするため、 段階的に実施する計画であることを明らかにした。

スバラオ総裁は26日、ワシントンのピーターソン国際経済研究 所で講演し、金融政策の引き締めは短期的に「成長を抑制する」恐 れがあるものの、長期的には「最も経済のためになることは明らか だ」と語った。その上で、「多大なる懸念はインフレだ」と指摘。「供 給サイドのインフレ圧力が緩やかにしか低下していない一方で、需 要サイドでは圧力が高まっている」と述べた。

インドでは3月の卸売物価が前年同月比9.9%上昇と1年5カ 月ぶりの高い伸びとなり、工業労働者を対象とする2月の消費者物 価指数は同14.9%上昇した。物価上昇圧力は、道路や港湾設備など インフラが不十分であることが一因となっている。こうした中でR BIは20日、主要政策金利であるリバースレポ金利とレポ金利、そ して預金準備率をそれぞれ0.25ポイント引き上げると発表した。

スバラオ総裁は「われわれは本格的に金融引き締めプロセスを 開始した」と説明。ただ、個人消費や投資が完全には回復しておら ず、財政・金融刺激策の解除は「慎重に調整する必要がある」と語 った。

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