韓国の1-3月期GDP:前期比1.8%増-予想以上に加速

韓国の2010年1-3月(第1四 半期)の経済成長率は市場予想を上回る伸びとなった。世界経済の回復 で同国のエレクトロニクス製品への需要が増えたことに加え、消費支 出も拡大した。

韓国銀行(中央銀行)の27日の発表によれば、第1四半期の国内 総生産(GDP)は前期比1.8%増となり、ブルームバーグ・ニュー スがまとめたエコノミスト12人の予想中央値(1.5%増)を上回った。 09年10-12月(第4四半期)は同0.2%増だった。第1四半期は、前 年同期比では7.8%増だった。

財の輸出は前期比3.4%増と、第4四半期の1.5%減から回復。個 人消費は同0.6%増、政府支出は同5.7%増だった。

韓国では今年に入って輸出が急増し、株価や通貨ウォンを押し上 げている。同国最大の自動車メーカー、ヒュンダイモーターカンパニ ー(現代自動車)は、米国や中国での売り上げを増やし、半導体や携 帯電話端末でアジア最大手、サムスン電子の1-3月(第1四半期) の営業利益は前年同期比7倍となった。韓国銀行は、今年の同国経済 成長率が06年以降で最大になるとの見通しを発表。米格付け会社ムー ディーズ・インベスターズ・サービスは、14日に韓国の信用格付けを 「A1」へと1段階引き上げた。

ウリ・インベストメント・アンド・セキュリティーズのエコノミ スト、ジューン・パク氏は、「景気は速い回復ペースを取り戻した。4 -6月(第2四半期)も好調が見込まれる」とした上で、「早期の利上 げ圧力が高まる可能性があるが、内需の強さが十分でないため、中銀 は7-12月(下期)まで動かないと思われる」と述べた。韓国銀行は、 政策金利を1年2カ月連続で過去最低の2%に据え置いている。

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