原油貯蔵用タンカー数が先週75%増、順ざやの利益狙う-モルガンS

米モルガン・スタンレーによると、 石油取引会社が原油貯蔵に利用するタンカー数が先週、75%増加した。 貯蔵によって利益を上げられる可能性が高まっているためだ。

モルガン・スタンレーのアナリスト、オル・スロラー氏の25日の リポートによると、原油貯蔵に利用されたタンカーは先週21隻と、前 週の12隻から増えた。21隻のうち20隻が超大型タンカー(VLCC) だった。増加した9隻のうち4隻はイランで用船された。

同社によると、タンカーに貯蔵されている原油は約4100万バレル と、米国の消費量の2日分以上に相当する。前週は2450万バレルだっ た。

スロラー氏はリポートで「洋上在庫が増えた理由の1つは、過去数 週間に原油相場が再び順ざやとなり、石油取引会社が利益を狙って貯蔵 を進めているためだ」と指摘した。石油取引会社は、先物市場が期近物 より期先物の方が高い順ざやとなった場合、将来得られる可能性のある 利益を狙い原油を貯蔵する。原油先物の限月間の価格差が用船コストを 上回れば、石油取引会社は利益を上げることができる。

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