米ブラックストーンやカーライルがニールセンのIPO実施へ-関係者

CM料金設定の際に利用されるテ レビ視聴率などの調査を手掛けるニールセンは、4年ぶりに株式公開 企業として復帰する見通しだ。事情に詳しい関係者1人が明らかにし たもので、同社は米投資ファンドのブラックストーン・グループやカ ーライルなどの投資家による102億ドル(約9585億円)の買収により 非公開化されていた。

計画が未開示だとして関係者が匿名を条件に語ったところによる と、ニールセンのオーナーらは、株式公開の引き受けを依頼する金融 機関を選定中。

企業買収を手掛ける投資ファンドは新規株式公開(IPO)市場 の回復を利用して投資先企業を売却し、投資家への還元を進めている。 米調査会社ピッチブック・データによると、非公開化された企業8社 が今年、総額15億ドルのIPOを実施している。2009年は同様の企 業25社が計70億ドル調達した。

ピッチブック・データのマネジングエディター、エイドリー・ボ ーデン氏はインタビューで、「プライベート・エクイティ(PE)ファ ンドは堅調な市場環境を利用して投資家への利益還元を進めるととも に、投資先企業の負債圧縮を支援している」と指摘した。

プライスウォーターハウスクーパースのトランザクション・サー ビシズ・グループで資本市場パートナーを務めるスコット・ゲスマン 氏の推定によると、PE企業が支援するIPOは50社余り準備されて いる。同氏はインタビューで「今のIPO市場のけん引役はPE会社 だと言う人が多いだろう」と語った。

ニールセンのオーナーにはこのほか、KKR、トーマス・H・リ ー・パートナーズ、アルプインベスト・パートナーズ、ヘルマン・ア ンド・フリードマンが含まれる。ニールセンは2007年にVNUグルー プから社名変更した。ニールセンの広報担当のエド・ダンドリッジ氏 はIPO計画にコメントを控えた。同計画は英紙フィナンシャル・タ イムズ(FT)が25日報じていた。

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