キヤノン:今期純利益予想を20%上方修正-一眼レフ好調

デジタルカメラ世界最大手のキヤ ノンは今期(2010年12月期)の連結純利益予想を20%上方修正した。 レーザープリンターなど事務機が回復しているほか、一眼レフカメラ の販売が好調なことが要因。

同社が26日発表した決算短信によると、今期純利益予想は前期比 82%増の2400億円。従来予想の2000億円から400億円増額修正した。 修正値はブルームバーグ・ニュースが調査したアナリスト20人の予想 平均値 2280億円を上回った。

今期の営業利益予想は同66%増の3600億円で従来予想の3300億 円から300億円上乗せした。コスト削減、事務機やデジタルカメラの 数量増加などが奏功し、為替によるマイナスの影響を補う。今期の想 定為替レートは、1ドルを90円14銭とほぼ据え置いたが、1ユーロ は125円01銭と5円円高に見直した。

今期の売上高予想は同17%増の3兆7500億円。従来予想の3兆 4500億円から3000億円増やした。株式公開買い付け(TOB)で3月 に子会社化した蘭オセや2月にTOBで買収したポーランドのオプト ポル・テクノロジーなど新規連結分の影響額2800億円を含む。

一眼レフ販売計画を20万台上乗せ

デジカメの通期販売計画を従来の2570万台から2590万台に上方 修正した。一眼レフの通期販売計画を従来の470万台から490万台と 20万台上乗せしたため。会見した芳賀政博執行役員は「デジカメはア ジアを中心に需要拡大が見込める」と説明。10年の一眼レフ世界市場 見通しも前年比8%増の1100万台と前回予想(1070万台)よりやや強 めに予測し直した。

オフィス機について、芳賀氏は「市場が底を打ち、これからは緩 やかな回復基調に向かうのではないかと期待している」と述べた。景 気回復に伴い事務機の稼働率が向上し、トナーなど消耗品の需要も増 えるとみている。

同日発表した2010年1-3月期の連結純利益は前年同期に比べ

3.2 倍の568億円となった。売上高は同10%増の7555億円、営業利益 は同4.3倍の868億円だった。在庫調整が一巡したレーザービームプ リンターの出荷が伸びたほか、デジカメの販売も順調だった。営業利 益率は11.5%と6四半期ぶりに10%を超えた。

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