トルコの通貨リラ、強気見通し広がる-成長率が中国に接近の見通し

トルコの通貨リラは、昨年のパ フォーマンスがブラジル・レアルやロシア・ルーブルなどの他の新 興市場国通貨を下回ったものの、経済成長率が中国に近づくなか、 強気の見通しが広がっている。

バークレイズ・キャピタルやソシエテ・ジェネラル、ウニクレ ディトは、リラは今年、対ドルで上昇すると見ており、予想レンジ は6-12%。リラは今月に入り対ドルで2.4%上昇し、ブルームバ ーグが対象とする新興国の26通貨で最高のパフォーマンスとなっ ている。

バークレイズ・キャピタルの欧州新興国担当チーフエコノミス ト、クリスチャン・ケラー氏(ロンドン在勤)は「トルコの景気回 復でリラの上昇が始まった。トルコの回復は域内の他の諸国より力 強いと見ている」と指摘した。同氏は、リラは23日の1ドル=

1.48リラから1ドル=1.40リラに上昇すると予想し、「投資家に対 し、下落局面での買いを推奨した」という。

トルコでは、クーデター計画に関与したとして2月に軍幹部が 拘束されたが、政府と軍部の間の緊張が和らぐにつれ、経済はリセ ッション(景気後退)から回復に向かいつつある。イスタンブール の株式相場は今月、過去最高値を付けた。

3月18日に同国中央銀行は、物価上昇率が予想を上回れば政策 金利の引き上げを「ためらわない」との立場を示唆。その後、リラ は26営業日中19営業日で上昇した。同中銀は2008年10月以降、 13回の利下げを実施し、政策金利は過去最低の6.5%となっている。 同国の3月のインフレ率は9.6%に加速。昨年10月は30年ぶりの 低水準となる5.1%だった。

ババカン副首相は2日、同国の10年1-3月(第1四半期)の 国内総生産(GDP)が前年同期比で10%強となったもようだと 語った。世界の主要20カ国のうち、それを上回る成長率を達成し ているのは中国のみだ。

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