IHIと東芝株高い、原発機器を共同生産の報道-収益期待

IHI株と東芝株が高い。両社が 原発機器を共同生産する新会社を今秋設立すると一部報道で伝えられ、 コスト削減や海外受注拡大による収益増加を期待した買いが優勢だ。 IHI株は一時前週末比6.2%高の171円、東芝株は2.6%高の546 円まで上げ、両指数とも年初来高値をうかがう展開。

26日付の日本経済新聞朝刊によると、新会社ではまず主要機器で ある蒸気タービンの大型部品を手掛け、対象品目を順次増やし、機器 製造事業の実質的な統合を目指すとしている。共同生産でコスト競争 力を高め、世界の原発市場での受注拡大を狙うという。

いちよし投資顧問の秋野充成運用部長は、地球温暖化問題などを 背景に「原発市場は新興国を中心として中長期的な高成長がほぼ確実 な分野」と指摘。世界的に競争激化も見込まれるが、「日本企業は機器 や設備の技術力に優位性を持つだけに、生産コストの削減さえ進めば、 受注拡大につながる可能性は高い」と言う。

日経新聞の報道に対しIHIは、従来から東芝とは原子力分野で 友好関係にあり、協業体制も検討していることは事実だが、現時点で 正式に決定しているものではない、との声明をこの日午前9時すぎに 公表した。

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