中国:貧困層の割合、今後5年で1990年の半分に-IMF・世銀報告

国際通貨基金(IMF)と世界銀 行の報告によると、中国では今後5年間で貧困層の割合が1990年の 水準から半減する見込みだ。同国は貧困層を減らす世界的な取り組み を主導している。

両機関が発表した年次報告によると、中国では1日当たりの生活 費1.25ドル以下の人口の割合は2015年には5.1%に減少するという。 20年前にはこの割合は60%だった。同国で極度の貧困状態にある人 口は2005年には2億800万人と、それより15年前の6億8300万人 から減少した。IMFは中国が今年、世界2位の経済大国に浮上する と予測している。

同報告は発展途上国の多くでは2015年までに予防可能な病気を 撲滅し、飢餓を減らすなど、8つのミレニアム開発目標の大半を達成 できる可能性は低いと言及。世界的なリセッション(景気後退)によ り、サハラ以南のアフリカ諸国などの地域で進展が停止あるいは逆行 したと説明している。

IMFのポルトガル副専務理事は発表文書で、「金融危機は貧しい 国に強い外的衝撃をもたらした」と指摘。「この15年間で発展途上国 における政策や制度が向上していなければ、その影響はこれよりもは るかに深刻となっていた可能性もある」と続けた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE