欧州債(23日):ギリシャ2年債下落-支援要請後も市場の懸念消えず

欧州債市場ではギリシャ2年債 相場が下落。同利回りは週間ベースで過去最大の上昇となった。財 政再建に取り組むギリシャ政府が支援メカニズムの発動を要請した ものの、同国債務の償還繰り延べ、もしくは支払い減額は避けられ ないとの懸念は緩和されなかった。

ギリシャ2年債利回りは、前日に付けた11年ぶり高水準付近に とどまった。支援要請を発表する前には、最大1ポイント下げる場 面もあった。パパンドレウ首相はこの日、支援計画の発動を欧州連 合(EU)に要請するよう財務相に指示したことを明らかにした。 ギリシャが要請した支援の実行にはユーロ圏の他の15カ国の承認が 必要。ドイツでの世論調査はギリシャ支援への反対が根強いことを 示している。

シティグループ・グローバル・マーケッツ(ロンドン)の金利 戦略部門責任者、マーク・ショフィールド氏は、「こうした措置は 問題を先送りするだけだ」と指摘。「単なるばんそうこうに過ぎな い。何らかの債務再編が必要になる」と述べた。

ロンドン時間午後5時32分現在、ギリシャ2年債利回りは前日 比30ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の10.9%。前 週末比では373bp上げた。一時は9.63%まで低下する場面もあっ た。同国債(表面利率4.3%、2012年3月償還)の価格は0.44ポイ ント下げ89.16。一方、ギリシャ10年債利回りは17bp低下し

8.81%となった。

ギリシャ10年債のドイツ10年債に対するプレミアム(上乗せ 金利)は17bp縮小の562bp。この日の取引では590bpまで拡 大した後、ギリシャがEU主導の450億ユーロ規模の支援策の発動 を要請したことを背景に491bpまで下げる場面もあった。

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