ムーア・キャピタル創設者:ユーロは一段安、米国株は弱気相場入りへ

ヘッジファンド運用会社ムーア・ キャピタル・マネジメントの創設者、ルイス・ベーコン氏は、通貨 ユーロが一段と下落し、米国株は年末までに弱気相場入りするとの 見通しを示した。同社は150億ドル(約1兆4000億円)規模の資 産を運用する。

ベーコン氏は投資家にあてた16日付書簡で、ギリシャのデフォ ルト(債務不履行)リスクに対する欧州の対応を挙げ、「予見できる 将来において恐らく最も興味深い分野は、欧州経済通貨同盟(EM U)が破たんする可能性だ」と指摘した。

同氏は12ページにわたる同書簡で、ギリシャにEMU離脱ある いは債務再編を迫るよりも同国を救済する選択肢を欧州が選んだこ とで、ユーロには長期的に悲惨な結果がもたらされる恐れがあると の見方を示した。

ベーコン氏はさらに、政府系ファンド(SWF)がいずれユー ロを売却し、「支払い能力がそれほど問題となっていない」新興市場 国の通貨を購入するとの見通しも明らかにした。

また米景気について、刺激策を受けて現在回復しているものの、 長くは続かないとして、米国株は年末までに「再び弱気相場入りす るはずだ」と予想した。

ベーコン氏は20年前に同氏初のファンドとなった「ムーア・グ ローバル・インベストメンツ」(運用資産73億ドル)を創設。これ までの年平均リターン(投資収益率)は20.5%に上る。同ファンド は、マクロ経済動向を分析して株式や債券、通貨、商品に投資して いる。

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