S&P500種は下落の可能性、新興市場株に打撃も-テクニカル分析

チャート・パートナーズ・グルー プ(バンコク)のテクニカル分析によると、S&P500種株価指数は 「延び延びになっていた」下落局面の到来で、約5%下がる可能性があ る。そうなれば、新興市場株はより大幅な値下がりになるかもしれない という。

S&P500種の22日の終値は1208.67。フィボナッチ数列に基づ く主要な上値抵抗線(1213.92、4月15日の日中最高値)を上抜けで きなければ、1150まで下落余地が広がり、新興市場株もさらに大幅な 下げになる可能性があると、チャート・パートナーズのマネジングディ レクター、トーマス・シュローダー氏はみている。

同氏は22日、電話インタビューに対し「S&P500種が反落し、 調整が始まれば、より大幅な下げになることが多い新興市場株に打撃が 及ぶ」と説明。「今年はこれまで、新興市場株が米国株の後を追って上 昇する動きになっている」と語った。

S&P500種は年初から8.4%上昇。各国の経済指標や企業業績が 予想を上回り、世界的な景気回復への期待が高まっている。新興市場株 の指標、MSCI新興市場指数は3.1%高。昨年は75%の上昇だった。

シュローダー氏は「1150への調整の可能性は高いと思う」と指摘。 「その水準を下抜けすれば、事態は悪化する。もし下抜けしなければ、 反発して現在の水準を再び試すことになろう」と予想した。

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