日産自:今年の中国販売は85万台に-生産能力を拡大へ

仏ルノーと資本・業務提携関係に ある日産自動車は23日、今年の中国での販売台数が85万台になると の見通しを示した。今年1-3月(第1四半期)の中国販売は68%増 の24万3000台だったことも明らかにした。

日産自のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は同日、北 京自動車ショーで、中国の生産能力を2012年までに年90万台に引き 上げる計画だと述べた。12年以後も能力拡大は続ける方針としている。

自動車市場調査会社カノラマのアジア・ディレクター宮尾健氏は、 生産能力の増強について「拡大する中国市場をどれだけ早く取り込む かが各社の課題となっている中、順当な戦略」と述べた上で、「過剰投 資リスクより、タイミングを逃すことのほうがリスク」と日産自の計 画を評価した。

日産自は中国で09年、前年比44%増の54万7000台を生産し、 同39%増の75万6000台を販売した。いずれも過去最高を記録した。

日産自は約690億円を投じて中国・広州市にある花都工場の生産 能力を現在の年36万台から同60万台に引き上げる計画をすでに発表 している。中国ではこのほか、湖北省のジョハン工場が同10万台の生 産能力を持つ。

日産自のインフィニティ・ブランドは同日、中国で今年の販売目 標を1万台と発表した。今年1-3月の販売は前年同期比84%増で、 2011年末までに販売網を現在の19店舗から30店舗に拡大する。

日産自のゴーン氏は同日、中国での来年の自動車販売の伸びは10 -15%に減速する可能性があるとの見通しを示した。中国政府が小型 車への優遇税制を打ち切る可能性があるためとしている。

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