火山灰の航空機エンジンへの影響、早急な調査が必要-業界関係者

アイスランドの火山噴火に伴っ て欧州航空業界が受けた損害は、火山灰のジェットエンジンへの影 響に関する調査不足とコンピューターモデルに依存し過ぎたことで 拡大した可能性がある。噴火による運航停止で欧州の航空業界が受 けた損失は17億ドル(約1590億円)に上った。

今回の噴火は、氷と溶岩が混ざる珍しい形態を取っていた。風 向きも手伝って火山灰は欧州に向かった。エンジンの灰に対する障 害耐性や雲の密度に関してより深く把握されていれば、航空規制の 期間は短縮されたもようだ。

航空機チャーター会社、英エアー・パートナーで自家用ジェッ ト部門を管理するデービッド・マクドナルド氏は「われわれの認識 のブラックホールが浮き彫りになった」と指摘。「どの程度の火山 灰密度なら運航可能か、早急な調査が必要だ」との見方を示す。

溶岩が氷によって冷やされる際にできるガラス状の粒子が航空 機のエンジン内部で溶け、タービンの機能に影響を与えるとの懸念 が広がるなか、14日の噴火以降、10万便以上が欠航となった。火 山灰が空中に残留している状態での空港閉鎖解除に関する合意に、 欧州の運輸担当閣僚らは5日を要した。

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