菅氏:中国・人民元は議論の対象にならず-日米財務相会談

訪米中の菅直人副総理兼財務相は 22日夕(日本時間23日午前)、ワシントンでガイトナー米財務長官と 会談した後記者団に対し、中国の人民元については議論の対象になら なかったことを明らかにした。また両財務相は財政問題や経済につい ても話し合ったが、金融改革の話は個別にはしなかったと語った。

菅財務相は人民元に関連して、最近の自らの訪中経験を基に、「 中国はかつての日米間の貿易不均衡、あるいはそれによる為替の調整 のようなことに非常に関心を持っているように感じた」と同長官に伝 えたことを明らかにした。これに対し、同長官から「直接的に為替に ついて、どうすべきだという話はなかった」と述べた。

財務相はまた、同日夜の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7) と23日開催の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、 人民元について「あまりオープンな場でこうすべきだ、ああすべきだ ということはお互い遠慮している」とし、逆にそういうやり方をする と「余計に反発するということに対する配慮」があり、「あまり表立 った形での議論はお互いが控えているという感じ」だと語った。

菅財務相はまた、ガイトナー長官と一般的な経済、財政問題につ いても意見を交換。この中で「日本でもこの問題は大きな課題」とし、 「この経済危機の中でG7各国は財政がかなり悪化している。それを 再建する懸念が出ている」ことを話し合ったと述べた。その上で、特 に米国では「超党派の会議をごく最近つくられたということなので、 日本の今後の参考にしたい」として、この問題を取り上げたことを明 らかにした。

財務相によると、同長官からは米国でも財政赤字を黒字転換する ことが難しくなってきたとの話があったという。

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