【個別銘柄】アルパイン、コクヨ、シミック、医薬品、日写印、日C投

東京株式相場の材料銘柄の終値は 以下の通り。

アルパイン(6816):前日比11%高の1298円。2010年3月期の連 結最終赤字が従来予想の30億円から13億円へ縮小したようだ、と発表。 自動車メーカー向け販売の回復傾向、経費支出の抑制が貢献した。三菱 UFJ証券では11年3月期の純利益予想を36億円から68億4000万円 に増額、株価は業績好転を織り込んでいないとし、投資判断を「2(ア ウトパフォーム)」から「1(強いアウトパフォーム)」へ上げた。

コクヨ(7984):8.6%高の851円。第1四半期(10年1-3月) の連結営業利益は前年同期比91%増の46億6800万円となり、据え置 いた通期計画(10億円)の4倍以上となった。高付加価値商品の売り 上げ増加やコスト削減が背景で、大和証券キャピタル・マーケッツでは 株価は1株純資産を大きく下回っており、割安感も出始めたと見る。

シミック(2309):値幅制限いっぱいのストップ高(5000円)と なる22%高の2万8000円。東証1部値上がり率1位となった。第2四 半期(09年10月-10年3月)の連結営業利益予想を13億5000万円か ら20億5000万円へ、前日に増額修正した。野村証券では、通期営業利 益計画に対する上半期の進ちょく率が68%に達したとし、通期業績は 会社計画から上振れる可能性が出てきたと言う。

医薬品株:武田薬品工業(4502)が前日比1%安の3970円など安 い。米血液病治療大手のバクスター・インターナショナルが示した10 年通期の利益見通しは、アナリスト予想を下回った。医療改革の影響に よる米医薬品企業に対する業績懸念の流れが、国際展開する国内企業に も波及した。ゴールドマン・サックス証券では特許失効や国内の新薬価 制度、米医療改革の影響から、11年3月期の日本の医薬品企業の業績 は国内外で厳しい1年になろうと指摘した。

愛知製鋼(5482):7.1%高の423円。自動車向け鋼材・鍛造品を 中心に販売数量が予想を上回ったことから、10年3月期の連結営業利 益は従来予想の28億円から43億円に増加したもよう。未定としていた 期末配当は6円(普通配5円、創立70周年記念配1円)とした。

ノキア関連:日本写真印刷(7915)が4%安の3360円、ヒロセ電 機(6806)が2.2%安の1万220円など、携帯電話メーカー最大手であ るフィンランドのノキアとの取引がある企業が売られた。ノキアの10 年1-3月純利益は前年同期から増加したものの、スマートフォン(多 機能電話端末)市場での競争激化でアナリストの事前予想には届かず、 今後の取引価格低下への警戒が高まった。

日本コマーシャル投資法人(3229): 20%(3万円)安の11万 6500円ストップ安。なお大量の売り注文を残した。同投資法人とユナ イテッド・アーバン投資法人(8960)は合併で基本合意したと22日発 表した。合併比率が実質1対6となり、現在の両社の株価水準からみて 割高な日本C投資が売られ、割安なUアーバンは2%高の59万9000円 となった。

富士フイルムホールディングス(4901):2.2%安の3145円。11 年3月期の連結営業利益(米国会計基準)は1200億円程度の黒字と、 前期(400億円程度の赤字)から急回復する見通しと23日付の日本経 済新聞朝刊が報じた。ブルームバーグ・データによるアナリストの予想 平均値1432億円を16%下回る水準で、過度の業績期待が後退した。

ジェイテクト(6473):3.7%安の1068円。10年3月期の連結最 終赤字が200億円に拡大したもよう、と前日発表。従来予想は110億円 の赤字。子会社の事業構造改善費用の計上や製品保証引当金の繰り入れ などにより、特別損失が増加するため。未定としていた期末配当は6円 に決定した。

住友精密工業(6355):3.2%安の300円。10年3月期の連結最終 赤字が5億円から28億円に拡大したようだ、と前日発表。各事業分野 の需要回復が見込んでいたほど進まず、経営強化策に伴う英国子会社の 固定資産の評価損などを特別損失に計上したことも響く。

シスプロカテナ(2317):7.8%高の7万800円。スマートフォン (多機能携帯電話)端末向けの開発受注が増加し、10年3月期(5カ 月決算)の連結営業利益は従来予想比22%増の4億9000万円になった もようと前日発表した。

日本合成化学工業(4201):7%高の644円。液晶用部材などの需 要が堅調に推移、売買価格スプレッドの維持に努めたことから、10年 3月期の連結営業利益は前の期に比べ2.5倍の107億6000万円となっ たもよう。従来予想は95億円だった。同時に期末配当予想を4円から 6円に引き上げた。

HIOKI(6866):5.3%高の1878円。10年12月期の連結営業 利益予想を従来の5億4000万円から12億9000万円に増額修正した。 国内設備投資の一部に回復の兆しが見られるほか、アジア市場で半導体 業界を中心に投資が活発化していることが背景。

三井住友建設(1821):2.2%高の92円。10年3月期の連結営業 利益は前の期に比べ48%増の66億円となったもよう、と前日発表した。 従来予想は58億円。一般管理費や営業外費用の削減、子会社の三井住 建道路の業績好転見込みが要因。

ミネベア(6479):1.8%高の552円。10年3月期の連結営業利益 は120億円と、従来予想を9.1%上回ったようだ、と発表。中国やアジ アを中心とした海外で機械加工品事業の業績が急回復したほか、経費削 減が寄与した。UBS証券では想定範囲内の修正としつつ、11年3月 期業績上振れの可能性を示唆していると評価し、強気判断を強調。

旭テック(5606):6.3%高の51円。10年3月期の連結最終赤字 幅が従来予想の14億円から7億円に縮小したもよう、と前日発表。自 動車市場の需要減少から低操業の状況が継続したものの、経費削減や設 備投資抑制が貢献した。

クラレ(3405):1.5%高の1183円。化成品・樹脂、繊維、機能材 料・メディカル他のすべての部門で想定以上に需要が増加したことに加 え、コストダウンの成果から、10年3月期連結純利益は従来予想比 16%増の163億円になったようだ、と22日発表した。

メディネット(2370):12%高の4万6450円。第2四半期(09年 10月-10年3月)の連結営業利益は従来予想に比べ6.4倍の2億5400 万円となったようだ、と前日発表した。前年同期は1800万円。グルー プの技術を用いて治療を実施する医療機関のネットワークが拡大、売上 総利益の増加や広告宣伝活動の効率性向上も寄与した。

サイバーエージェント(4751):2%高の17万500円。注力事業 の「アメーバ」の会員数、ページビュー数の増加に伴い広告、課金収入 が好調に推移したことなどから、10年9月期の連結純利益予想を50億 円と、従来計画の31億円から61%増額修正した。前期は13億円。

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