ギリシャ債務再編なら、CDS清算事由にも-クレディ・アグリコル

ギリシャが債務再編を求めた場合、 約83億ドル(約7710億円)の同国国債を保証するクレジット・デフ ォルト・スワップ(CDS)の決済の引き金となる可能性がある。ク レディ・アグリコル・CIBのピーター・チャットウェル氏が指摘し た。

CMAデータビジョンによると、ギリシャ債を保証する1年物の CDSのスプレッドはこの日、242ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)急騰し過去最高の882bpに達した。5年物のCDSスプ レッドは132bp上昇の619bpとなり、約41%のデフォルト(債務 不履行)確率を示唆している。

ゴールドマン・サックス・グループは、ギリシャが債務の返済延 期または減免を債権者に求める公算が大きいとの見方を示した。その 場合、CDSの決済につながる可能性がある。米決済機関のディポジ トリー・トラスト・アンド・クリアリング(DTCC)によると、既 存のギリシャ国債CDSは3488契約。

ロンドン在勤の債券ストラテジストのチャットウェル氏は「投資 家はギリシャがデフォルトに近づいているとみて、市場ではリスク再 評価が速いペースで進んでいる」と指摘。「投資家の信頼感とセンチメン トは、パニックに取って代わられた。この水準で、誰もギリシャ債を 買おうとしない。皆が保証を求めている」と話した。

ギリシャ政府はこの日、450億ユーロ規模の救済パッケージをめ ぐり、ユーロ圏や国際通貨基金(IMF)当局者と2日目の協議に入っ ている。ギリシャの10年物国債の下落は8営業日目となり、ドイ ツ債とのスプレッド(利回り格差)が5.76ポイントを上回った。

トレーダーや投資家で構成する国際スワップデリバティブ協会 (ISDA)の委員会が債務再編を清算事由だと認定すれば、CDS が決済される。ISDAの委員会は投資家の要請に基づいて清算事由 であるかどうかの判断をする。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE