日本の信用格付けにリスク、政府債務増大で-フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティン グスは、日本政府の債務負担の増大によって、同国の自国通貨建て債 務格付け「AA-」に下押し圧力が生じる可能性があると指摘した。

フィッチは22日の発表文で「持続的な景気回復と財政健全化なし には、政府債務の拡大が続き、中期的に国債の信用格付けに下押し圧 力を生じさせるだろう」との見解を示した。

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は1月に、 日本の格付け「AA」の見通しを「ネガティブ」と、従来の「ステー ブル」から引き下げた。日本の財政に厳しい目が注がれる中、鳩山政 権は6月にまとめる財政運営戦略で財政健全化への道筋を示す。フィ ッチは日本の負債を国内総生産(GDP)の201%と見積もっている。

フィッチのAA-は最上位から4番目。日本の信用格付けは2002 年以来、いずれの格付け会社によっても引き下げられていない。

フィッチは「目先の日本政府の資金調達の見通しは、銀行セクタ ーの潤沢な流動性と民間部門の資金需要の弱さに引き続き支えられる だろう」としながらも、政府は永久にこれらの要因に頼ることはでき ないと指摘。「緩やかながら一貫した貯蓄率低下が最終的には、日本政 府が低い名目金利によって国内で借り入れる能力を低下させ、金利リ スクと借り換えリスクにさらされる度合いが高まるだろう」と分析し ている。

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