外国人が5週連続買い越し、先物は売り日本株の下げ演出-4月2週

東京証券取引所によると、外国人 投資家は4月第2週(12-16日)まで5週連続で日本株を買い越した。 企業の決算発表を控え、業績改善期待を背景に現物株への買いは継続。 ただ、先物では売り越しており、2週連続で下げた同週の日本株相場 は、海外勢の先物売買事情が影響を与えたことが裏付けられた。

東京証券取引所が22日に発表した4月2週の投資部門別売買動 向によると、東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、外国人は 5週連続の買い越しで、買越額は2227億円だった。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トは、決算期待に加え、「米国を中心に海外の株式相場が堅調だったこ とで、海外株と連動性の高い輸出関連銘柄を中心に外国人買いが優勢 になった」と見ている。

もっとも、買越額が前の週(5312億円)から減るなど縮小傾向に あるほか、「テクニカル指標での過熱感を意識した海外勢は先物売りに 動いた」と、三浦氏は指摘。大阪証券取引所が22日発表した日経225 先物の取引状況では、差し引き846億円の売り越し。また、東証が同 日公表したTOPIXなどの株価指数先物でも、海外勢は53億円の売 り越しだった。

第2週の日経平均株価終値は前の週末に比べ102円(0.9%)安の 1万1102円と、週間ベースで2週連続の下げとなった。

海外勢以外の動向は、個人投資家が7週連続で売り越し、売越額 は前の週の709億円に対し396億円。このほか売り越しは証券自己 (1184億円)、事業法人(224億円)、投資信託(114億円)、生保・損 保(231億円)、都銀・地銀等(141億円)など。一方、信託銀行は8 週ぶりに買い越しに転じ、金額は180億円だった。その他法人等も50 億円の買い越し。

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