【個別銘柄】中国や欧州関連、リコー、ダイワボ、第一興、フジテク

材料銘柄の終値は以下の通り。

中国関連株:東証1部33業種の下落率1位は前日比1.9%安の鉄 鋼、個別でもコマツ(6301)、ファナック(6954)など中国関連銘柄が 下げた。国際通貨基金(IMF)は21日発表の世界経済見通しの報告 書の中で、「多くのアジア新興国の通貨は依然過小評価されており、特 に人民元の場合、それが顕著だ」と指摘。人民元の切り上げ懸念から、 中国と関連のある銘柄が売られた。

欧州売上高比率の高い銘柄:同比率が約4割の任天堂(7974)が

1.8%安の3万750円、同26%のオリンパス(7733)が1.9%安の2847 円など。ユーロ圏諸国とIMFなどのギリシャ支援策をめぐる協議が 21日から始まり、2週間ほど続く見通し。協議長期化によるギリシャ 財政不安の再燃懸念から、21日の欧州債市場でギリシャ国債の利回り が上昇した。為替市場ではユーロ売りが優勢となり、欧州関連銘柄に 売りが出た。

東レ(3402):2%安の535円。10年3月期の連結純損益が150 億円の赤字になったもよう、と21日に発表。従来予想は100億円の赤 字。米仏子会社の取引に関し東京国税局から移転価格税制に基づく更 正処分通知を受ける見込みとなり、法人税など52億円を見積計上する。

リコー(7752):3.4%高の1554円。10年3月期の連結純利益は 250億円になったもよう、と21日に発表。事業環境に改善の傾向が出 始めたほか、構造改革活動による経費削減効果も寄与し、従来予想を 67%上回る。三菱UFJ証券は22日、投資判断を「2(アウトパフォ ーム)」から「1(強いアウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価を 2340円に設定した。

ダイワボウホールディングス(3107):15%高の229円。一時16% 高の232円と昨年11月以来の高値を更新。「ウィンドウズ7」搭載の パソコンの販売が好調で、10年3月期の連結経常利益は従来予想比

3.3 倍の36億円になったもよう、と21日に発表した。前期実績23 億円との比較では減益計画が一転、59%の増益になる。

KOA(6999):4.6%高の1032円。人件費などのコスト削減が奏 功したことなどを受け、10年3月期の連結最終利益は12億800万円 と、黒字に転換した。前期実績は19億2700万円の赤字。

日立製作所(6501):2.3%高の403円。ハードディスク装置(H DD)事業の10年1-3月期損益が大幅に改善した。速報ベースで、 売上高が前年同期比42%増の14億6000万ドル(約1350億円)、営業 損益は2億1700万ドル(200億円)の黒字(前年同期は5700万ドル の赤字)となった。

鬼怒川ゴム工業(5196):0.7%高の420円。10年3月期の連結純 利益は29億円になったもよう、と21日に発表。従来予想は24億円だ ったが、国内や北米、中国の主要得意先への販売増に加え、購買コス ト削減や生産方式改善、総労務費削などの総コスト削減活動の効果か ら想定を上回った。収益環境の改善が好感された。

総合メディカル(4775):11%高の2463円と約半年ぶりの高値水 準。好業績が続く調剤薬局の出店数拡大で一段の成長加速が見込まれ る上、医療モールでの開業支援なども順調、買いが優勢となった。10 年3月期の連結最終利益は、前の期比21%増の15億4100万円だった。

大豊工業(6470):11%高の876円。各国の自動車購入補助金政策 などを受けた自動車販売の回復により、10年3月期の連結最終利益は 従来予想比3.4倍の3億4000万円になったようだ、と前日発表した。

資生堂(4911):0.9%安の1945円。10年3月期の連結営業利益 は前の期比6%減の470億円前後になったもよう、と22日付の日本経 済新聞朝刊が報道。前期並みの500億円としていた従来予想を約30 億円下回る。国内専門店やドラッグストアで販売する中価格帯化粧品 の苦戦が背景といい、業績懸念から売りが優勢だった。

第一興商(7458):4.5%高の1363円。第一興商傘下の日本クラウ ン所属の歌手、岡村真夜さんの楽曲「そのままの君でいて」が、上海 万博PR曲と酷似しており、盗作騒動に発展。13年前のヒット曲であ る「そのままの君がいて」をダウンロードする人が増えるなど、再び 人気化している現状が材料視された。同曲を含む岡本さんの15周年記 念ベストアルバムが5月26日に発売されると、22日に発表された。

フジテック(6406):午後急伸し11%高の597円。中国などアジ ア向けが伸長、コスト削減も奏功し、10年3月期の連結最終利益は従 来予想比91%増の40億円になったようだ、と22日午後に発表した。

東リ(7971):11%高の195円。経費削減に努めた結果、10年3 月期の連結最終利益は従来予想比39%増の5億円になったようだ、と 22日午後に発表した。

住友ベークライト(4203):1.9%高の529円。半導体・情報通信 関連、自動車関連の持ち直し、医療機器や医薬品包装用フィルムなど の堅調で売上高が回復、コスト削減も寄与し、10年3月期の連結純利 益は33億円と従来計画の8億円から上振れたもよう、と22日午後に 発表した。

日本ゼオン(4205):8.7%高の564円。合成ゴムの輸出増加によ り、10年3月期の連結最終利益は従来比2倍の50億円になったよう だ、と22日午後に発表した。

日本精線(5659):5.3%高の360円。第4四半期に主力のステン レス銅線が堅調に推移し、10年3月期の連結最終利益は従来予想比 70%増の5億1000万円になったようだ、と22日午後に発表した。2 円を予定していた期末配当は、4円に増配する。

NOK(7240):5%高の1569円。一時6%高の1584円と08年 8月以来、約1年8カ月ぶりの高値を付けた。携帯電話端末向けやハ ードディスク駆動装置(HDD)向けにフレキシブル基板(FPC) が伸びているほか、自動車の生産台数回復に伴うシール製品の需要拡 大も見込まれ、今後の業績拡大を期待する買いが活性化した。

ジャックス(8584):5.9%高の234円。一時10%高の243円と09 年11月以来の高値を回復。コスト削減が奏功し、10年3月期の連結 最終利益は従来予想比52%増の35億円になったようだ、と前日発表 した。配当は1株当たり年5円と決定。前回予想と前の期の実績は年 4円。

ネットワンシステムズ(7518):5.4%高の13万7600円。みずほ 証券は21日、目標株価を8万5800円から11万6500円に引き上げた。 投資判断は「アンダーパフォーム」を継続。

日東エフシー(4033):4.7%高の535円。原料コストの低減など を受け、第2四半期累計(09年10月-10年3月)の連結最終利益は 従来予想比39%増の8億9000万円になったようだ、と21日に発表。 収益性の改善期待が高まった。

トーエネック(1946):3.9%高の535円。施工原価の低減など採 算性の改善に努めた結果、10年3月期の連結最終利益は従来予想比 82 %増の21億8000万円になったようだ、と21日に発表した。採算 性の改善が好感された。

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