NOK株1年8カ月ぶり高値、FPCもシールも好調-収益拡大期待

NOK株が続伸し、一時前日比5% 高の1569円と2008年8月29日以来、約1年8カ月ぶりの高値を付けた。 携帯電話端末向けやハードディスク駆動装置(HDD)向けにフレキシ ブル基板(FPC)が伸びているほか、自動車の生産台数回復に伴うシ ール製品の需要拡大も見込まれ、今後の業績拡大を期待する買いが活発 化している。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の高田悟シニア アナリストは、「原材料高で利益の伸びが抑制される可能性はあるが、 主力2製品の数量増で吸収できるため、中長期的な限界利益の拡大は続 く」と指摘、今後も株価は強含むとみている。

NOKが2月に公表した第3四半期(09年10-12月期)決算によ ると、FPC事業の営業利益は前年同期比6.2倍の25億円、シール事業 が同6.5倍の61億円となり、上期の減収減益基調から増益転換した。

高田氏によると、特にシール事業は「乗用車だけでなく、建機向け も回復している上、今後はアジア市場を中心にトラック向けも良くなっ ていく。前期に大幅なコストダウンを行った結果、収益力が増してい る」と言う。TIWでは、NOKの投資判断を「2+(中立プラス)」 としている。

業況期待の高まりを背景に前週後半から株価の上昇傾向が顕著、19 日にはみずほ証券、20日にはメリルリンチ日本証券が強気の投資判断を 継続した。

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